その他の保険について

工事現場の資材に、通行中の車が接触。車の修理を賠償責任保険で対応できますか?

2022年01月28日

【ご相談事例】

建設工事現場に資材を置いていたところ、走行してきた車が接触し車にキズがつきました。
車の修理費を請求された場合、賠償責任保険で対応可能ですか。

【ご回答】

建設工事の賠償責任保険とは、工事現場において、他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまったことにより、法律上の賠償責任を負った場合に補償するものです。

工事保険に賠償責任特約を付帯したり、請負賠償責任保険に加入することで担保されます。

質問のように、車が走行してきて資材に接触したような場合は、一般的には車の運転者に注意義務があり、契約者側には賠償責任が発生しません。

ただ、時間帯により資材が見えにくい場所に置いてあった場合や、本来在中している誘導担当者が不在にしていた際の事故の場合等、状況によって契約者側にも責任が生じることがあります。

ケースバイケースで、保険金の支払い可否や、支払い割合(損害額の何%削減等)が異なってきますので、個別に保険会社や代理店に相談するのが良いでしょう。

※本記事は、記事作成日時点での情報です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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