HOME > 目的別保険相談 > 心神喪失者など「責任能力」がない人が運転する車と自動車事故を起こすと、相手から十分な補償を受けられないと聞きました。そのような場合に備えることは可能でしょうか。
心神喪失者など「責任能力」がない人が運転する車と自動車事故を起こすと、相手から十分な補償を受けられないと聞きました。そのような場合に備えることは可能でしょうか。
法律では、精神上の障害により責任能力を欠いた人が他人に損害を加えた場合、その賠償の責任を負わないことを定めています。
そのため、責任能力がない人が自動車を運転して事故を起こすと、損害賠償責任を負わないことになります。
一方、責任無能力者に監督義務者がいる場合には、監督義務者が賠償責任を負うことになります。
ここで問題になるのは、運転者の責任能力の有無や、監督義務者の責任の所在について、判断に時間がかかることです。
そのため、加害者が自動車保険に加入していた場合でも、速やかに補償を受けるのが難しくなる可能性があります。
こうしたリスクについては、以下のような手段で備えることができます。この機会に保険会社に相談すると良いでしょう。
ポイントは以下の通りです。
●車両保険に加入して、物損事故のリスクを回避する
●人身傷害保険に加入して、人身事故のリスクを回避する
●弁護士費用特約を付けて訴訟費用に備える
※人身傷害保険とは
自動車事故によって生じた運転手や同乗者のケガの治療費や、後遺障害による逸失利益、精神的損害、働けない間の収入などを、過失相殺による減額なしに補償する保険です
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