「ねんきん定期便」でわかる遺族年金支給額
2011年02月15日
「ムダな保険料を払いたくない!」
住宅費、教育費と並んで常に家計見直しの上位に来るのが「生命保険」です。一般的には商品ごとに保障内容や掛け金を比較することが多いのですが、その前に万が一の時に国から支給される「遺族年金」をしっかり把握することで、大幅に生命保険を見直しすることが出来るのです。そこで今月は「ねんきん定期便を使った遺族厚生年金のカンタン試算」を特集したいと思います。
◎ねんきん定期便の1ページ目に「これまでの年金加入期間」、「これまでの加入実績に応じた年金額」が記載されています。この2つを使うだけで現時点での遺族厚生年金額が計算できるのです。
※ポイントは加入期間が300月(25年)未満の場合は、300月として計算することですね。
例えば、上記の45歳の男性(妻、子2人)の場合、厚生年金保険の加入期間は175月、加入実績に応じた老齢厚生年金額は、558,700円÷175月×300ヶ月×3/4=718,328円になります。
これに遺族基礎年金792,100円+子の加算(227,900円×2)=1,247,900円をプラスして
合計1,966,228円が現時点で万が一の際に受け取れる遺族年金額になります。
遺族年金はいわば、国から支給される生命保険。現時点での支給額をしっかり計算して、本当に必要な部分にのみ生命保険を手配するよう見直しましょう!