スーパー、ドラッグストア、コンビニ。
今はスマホやカードをかざすだけで、あっという間に支払いが終わります。
「小銭がいらなくて楽」
「レジが早くて助かる」
そんな理由でキャッシュレス決済を使っている方も多いと思います。
でも、こんなことはありませんか?

・家計簿を見ると、思ったより出費が多い
・何に使ったのか、よく覚えていない
・現金のときより、お金が減るのが早い気がする
実はこれ、あなただけではありません。
心理学的に「起こりやすい現象」なのです。
①お金を「払った感覚」が薄れる
現金の場合は、
・お札を出す
・小銭を数える
・財布が軽くなる
といった感覚がありますよね。
ところがキャッシュレスは、スマホをピッ → 終わり。
心理学の研究では、現金よりカードや電子決済の方が、支出が増えやすい
ことがわかっています。
「払った」という実感が少ないため、つい気持ちがゆるんでしまうのです。
②「今は払っていない」錯覚が起きる
クレジットカードや後払い決済は、実際にお金が引き落とされるのは後日です。
そのため脳は、
「今は大丈夫」
「来月の自分が払うからいいか」
と判断しがちになります。
これも人間の自然な心理で、意志が弱いからではありません。
③ 「ポイントがお得」がブレーキを外す
「ポイント○倍」
「キャッシュレスで5%還元」
こう聞くと、「今買わないと損かも」と感じませんか?
本当は必要ないものでも、お得感につられて買ってしまうことはよくあります。
結果として、「節約のつもりが、出費が増えていた」
という逆転現象が起こります。
じゃあ、キャッシュレスは使わない方がいい?
いいえ、そんなことはありません。
キャッシュレスは、忙しい毎日の中で家事や買い物を助けてくれる
とても便利な道具です。
大切なのは、「使わない」ことではなく「使い分ける」こと。
①「家計用」と「それ以外」を分ける
すべてを1つのカードやアプリにまとめると、家計の流れが見えなくなります。
おすすめは、
・食費・日用品 → 家計専用の決済
・自分の買い物 → 別の決済手段
こうするだけで、
「これは家計?自分用?」と自然に意識できます。
②週1回、使った金額をざっと見る
細かい家計簿が苦手でも大丈夫です。
・アプリの利用履歴を見る
・合計金額だけ確認する
週1回、5分でOK。
「今週ちょっと使いすぎたな」と気づけるだけで、次の週の行動が変わります。
③あえて現金を使う場面を残す
すべてをキャッシュレスにせず、
・コンビニ
・ちょっとした買い食い
・子どものおやつ代
などは、あえて現金にするのも効果的です。
お金を「見て」「触る」ことで、使いすぎ防止のスイッチが入ります。
キャッシュレス決済は、便利な反面、気づかないうちに
家計のブレーキをゆるめてしまう道具でもあります。
でも、仕組みを知って、少し工夫するだけで、味方にもなります。
「使いこなす」のではなく、
「振り回されない」こと。
それが、これからの家計管理でいちばん大切なポイントです。