日経平均株価が史上最高値の4万円を超えた今、株式投資が俄然注目を浴びています。今年からスタートした新NISAの影響もあり、投資への興味関心は高まる一方です。しかし投資にはリスクがつきもの。
そこで今日は投資初心者の方にぜひ知っておいて頂きたい「投資の先生」についてお話しします。
その「投資の先生」とはGPIFです。
GPIFとは、「Government Pension Investment Fund」の頭文字をとった略称で、日本の公的年金の積立金の管理・運用を行う独立行政法人のことです。
このGPIFは私達が毎月支払っている厚生年金、国民年金の一部を運用しているわけですから、日本一失敗が許されないプレッシャーの中で投資を行っているのです。
この20年の運用実績は平均3.99%。
収益額は132.4兆円と確実に収益を生んでいます。
この20年がデフレ状態だったことを考えると素晴らしい運用実績ですね。
※カッコ内は乖離許容幅です。
その投資手法は外国株式、国内株式、国内債権、外国債権をそれぞれ25%づつ均等に投資するというものです。
これは長期的な運用においては、短期的な市場の動向により資産構成割合を変更するよりも、基本となる資産構成割合を決めて長期間維持していくほうが、効率的で良い結果をもたらすということをベースに考えられています。